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絵画:アーサー・ラッカム 「ケンジントン公園のピーター・パン」34
Arthur Rackham, "Peter Pan in Kensington Gardens" 34

MIDI:チャイコフスキー 『くるみ割り人形』より 「あし笛の踊り」
P. I. Tchaikovsky Dance of the Mirlitons from "The Nutcracker".




 
おはなし34

 ケンジントン公園に子どもたちの中に、トニーとメイミーという、6歳と4歳の兄妹がいました。
 小さなメイミーは、兄を尊敬していました。なぜなら公園でこう言ったからです。
「いつかきっと、門がしまった後まで、公園にいのこってやるんだ」
「すごいわ。おにいちゃん。でも、妖精たちがおこったりしない?」
「だろうね」と、トニーは、まるで気にしないという調子で答えました。
 メイミーは勇敢な小さな兄さんを、ますます自慢に思いました。
 でも兄妹はこんな大きな声で話してはいけなかったのです。二人の会話を盗み聞きしている者がいたのですから。